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2017年07月| 2017年08月 |- ブログトップ

「終戦の日」と「原爆の日」と「浦上天主堂」 [日記・身辺雑記]

きょう8月15日はいわゆる「終戦の日」。
正確に言うと「玉音放送」が流れ、日本がポツダム宣言を受諾したことが国民に知らされた日です。
国際法的には、日本が正式に降伏し、終戦(休戦)となったのは、9月2日の戦艦ミズーリ上での降伏文書調印によるということです。

今月8月は、戦争(第二次大戦・太平洋戦争)について思い起こすことの多い月ですね。

私は長崎で生まれ育ったので、8月9日の「原爆の日」の方がいろいろと考えさせられます。
3日前の8月6日に広島に原爆(ウラン型)を落としたアメリカ、この日、第二の原爆(プルトニウム型)を落とすべく、太平洋のテニアン島からB29爆撃機を発進させました。
第一目標は北九州だったのですが、天候の関係で第二目標だった長崎に転進したのはよく知られています。

小・中学生のころ、毎年8月9日は登校日で、原爆被害に関する記録映画などを見せられました。
通っていた高校の校舎は戦前は女学校で、原爆の際は救護所になったということで、校内の音楽会などが開かれていた講堂の床は、運び込まれた負傷者の血で染まっていたと聞いています。

核兵器は廃絶しなければならないと思いますが、残念ながらそれが近い将来に実現するのは不可能でしょう。
犠牲になったり苦しんだ人たちのことを思いつつ、せめて「二度と使われないように」と祈るばかりです。

ところで、私は、子供のころ(幼稚園に通うようになる前)、爆心地から数百メートル、浦上天主堂のすぐ近くに住んでました。
(「天主堂」とはカトリックの教会です。)

広島の「原爆ドーム」は元々は「広島県産業奨励館」という建物だったわけですが、長崎の「原爆ドーム」になる可能性があった建物とは、この浦上天主堂です。
(72年経っているので、写真は自由に使えると思うのですが、ここのは貼りませんので、ご興味のある方は「浦上天主堂 昭和20年」などで検索してみてください。)

こちらの写真は、数年前に長崎に旅行した際に撮影し、ブログにアップしたものです。
m_IMG_1424浦上天主堂.jpg

先日、NHK BS-1で「幻の原爆ドーム ナガサキ 戦後13年目の選択」という番組が放送されました。

実は、浦上天主堂は昭和30年代に再建され、「原爆遺構」としては保存されませんでした。
(一部分だけ別の場所に残されています。)
この再建・遺構撤去については、「キリスト教の教会が『原爆による破壊のシンボル』となることを避けたかったアメリカが、長崎市や教会に圧力を掛けたり資金援助をして『再建』させた」との説があります。

この番組では、長崎県出身の若手女優、宮崎香蓮さんがプレゼンターとなって、教会再建に関する当時のいきさつについて、関係者に話を聞き、考えていきます。
「キーパーソン」だったのは、当時の長崎市長とカトリックの長崎管区の大司教のお2人。
両者とも、再建の決定前にアメリカを訪れていたことから、その際に、何らかの働きかけを受けたのではないかとの見方もあったそうです。

ここから先は、ネタバレになる(番組はたぶん再放送されると思われますし、オンデマンドで視聴可能)ので、控えますが、元々「イベントなどを行う建物」だった広島の「産業奨励館」と、戦国時代以来キリスト教の伝統を持ち、多くの信者がいる「天主堂」(カトリック教会)では、事情が異なることはよく分かりました。
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「ザビエルの置き土産」「応仁の乱」「イスラーム」「世界の文字とことば」=読み終わった本(2017.07) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2017年7月分です。

▼読み終わった本
*「ザビエルの置き土産 お菓子 ごちそう ありがとう」
レナート・ミナミ著、幻冬舎

ザビエルの置き土産  お菓子 ごちそう ありがとう

ザビエルの置き土産 お菓子 ごちそう ありがとう


タイトルで分かるように、「日本語と思っている言葉(単語)の多くが実はポルトガル語起源である」という本です。
著者は商社マンとしてブラジルに駐在していた人物。
(「レナート・ミナミ」はニックネームのようです。)
「バッテラ」とか「ピンからキリまで」など一般に認められているものから、「アホ」「まんじゅう」など意外な説まで、200以上の言葉が挙げられています。
去年ポルトガルに旅行したばかりなので、大変興味深く読みました。

▼読み終わった本
*「応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱」
呉座勇一・著、 中公新書

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱

  • 作者: 呉座 勇一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: 新書

とても売れているそうですが、正直、とても難しい本でした。
高校時代、日本史を学ばなかったので、そもそもの日本の歴史に関する知識が乏しく、京都の人が「先の戦争」というときは、第二次大戦・太平洋戦争ではなく、この応仁の乱のことを指す、という話がまことしやかに語られる、という程度の知識しかそもそも持ち合わせていませんでした。
この本を読んでも、京都や奈良の土地勘もないので、人物や地名がなかなか頭に入ってきませんでした。
京都を中心に戦われた10年以上にわたる大乱を説明するのに、奈良のお寺(興福寺)に関する話がたびたび出てきたり…。
でも、読み終わった直後、NHKの番組で応仁の乱を取り上げていたので見たところ、この本を読んだのが予習の役割を果たし、より理解できたような気がします。

▼読み終わった本
*「イスラーム ― 回教」
蒲生礼一・著、 岩波新書

イスラーム―回教

イスラーム―回教

  • 作者: 蒲生 礼一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1958/12/17
  • メディア: 新書

これは1958年(昭和33年)に出版された本。
約60年前ですね。
この本では現在ではなるべく使わないことになっている「回教」という言葉が使われていますし、預言者の名前は「ムハンマド」ではなく「マホメット」になっていて、時の流れを感じさせます。
でも、イスラム(教)の基本的事柄を勉強するには、とてもよい本だと思いました。

▼読み終わった本
*「図説 世界の文字とことば」
町田和彦・編、 ふくろうの本/世界の文化(河出書房新社)

図説 世界の文字とことば

図説 世界の文字とことば

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 大型本

世界の言葉を分類するときは、言語の『系統』を基準にすることが多いようです。
「インド・ヨーロッパ語族」「セム語族」など。
しかし、この本は文字を基準に分けています。
したがって、言語としては別の系統と考えられている中国語と日本語も、漢字(それを基にしたひらがな・かたかな)を使っている、という理由で、同じ系統として扱われているわけです。
とても面白い本でした。

「ザビエルの置き土産」「昭和が生んだ日本語」=購入した本(2017.07) [読書]

「最近買った本」リスト(備忘録)、2017年7月分です。
引き続き買うのは控えめにしていますが、ここに挙げていない雑誌や古書が何冊か…。

▽購入した本
*「ザビエルの置き土産 お菓子 ごちそう ありがとう」
レナート・ミナミ著、幻冬舎

ザビエルの置き土産  お菓子 ごちそう ありがとう

ザビエルの置き土産 お菓子 ごちそう ありがとう



▽購入した本
*「昭和が生んだ日本語 戦前戦中の庶民のことば」
遠藤織枝・著、 大修館書店

昭和が生んだ日本語 戦前戦中の庶民のことば (-)

昭和が生んだ日本語 戦前戦中の庶民のことば (-)

  • 作者: 遠藤 織枝
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2012/06/15
  • メディア: 単行本


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