So-net無料ブログ作成
検索選択

爽快でちょっと不思議な『新世界』でした【東芝グランドコンサート・NDRエルプフィルを聴く】 [音楽]

昨夜は東芝グランドコンサートの初日公演、NDRエルプフィルを聴きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
東芝グランドコンサート2017
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮 NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)
日時:2017年3月7日(火)午後7時開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール(東京・渋谷)
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
独奏:庄司紗矢香(ヴァイオリン
曲目:グリンカ 歌劇『ルスランとリュドミラ』 序曲
   プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調
   ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調「新世界より」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_東芝グランドオーチャード201703.jpg

オーチャードホールでオーケストラを聴くのはかなり久しぶりのような気がします。
(サントリーホール工事中の影響があるのかもしれません。)

東芝グランドコンサートは、毎年、主にヨーロッパの準メジャー級オーケストラを招聘して、全国各地で公演を開いています。
今年はNDRエルプフィルハーモニー、旧ハンブルク北ドイツ放送響。
先日、ハンブルク市内に立派なホールが落成し、そこを本拠地としています。
(「エルプ」はエルベ川を意味するそうです。)

指揮のウルバンスキはポーランド出身の34歳。
注目の若手です。

きのうの演奏会は、来日後最初の公演。
1曲目の「ルスランとリュドミラ」序曲は、演奏会の幕開けにふさわしい曲。
そのスピード(テンポ)が注目されます。
いきなり「挨拶代り」の超高速で颯爽と始まりましたが、途中ちょっとテンポが緩むところもあったのはご愛嬌でしょう。
全体として、ドイツのオケらしい「性能の高さ」みたいなものを感じました。

2曲目のプロコフィエフVn協奏曲はよく知らない曲なので、詳しい感想は書けませんが、独奏の庄司さんは堂々とした演奏だと思いました。

後半は超有名曲の「新世界より」。
これも颯爽とした爽快な印象を受ける演奏でした。
まあ、こういう演奏が「流行」なのだと思います。
「今後が楽しみ」という感じ。

ちょっと驚いたのは、本来第2楽章の8小節しか出番のないはずのテューバが第1楽章と第4楽章の最後の方でも吹いていたこと。
そして、第3楽章冒頭の繰り返しも、私が知っている演奏とは違っていました。
指揮者の指示なのでしょうか?

聴きなれた曲だと、ちょっと違っているだけでも「不思議」な印象を受けますね。

ところで、席は3階だったのですが、例によってオペラグラスで楽器を観察してました。
コントラバスは8本中、5本が5弦。
トランペットはロータリーでしたが、トロンボーンはドイツ管ではなさそうでした。
テューバは超巨大なドイツ式のロータリー、ホルンはたぶんアレキサンダー103のように見えました。
第4楽章のシンバル(全曲を通して1回だけ出番がある)は、1枚を金属の棒で叩いて(こすって)いました。
nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

アツい思いを感じる好演でした【オーケストラ イストリア演奏会を聴く】 [音楽]

きのうもまた身内の出演するアマチュアオーケストラの演奏会を聴きに行きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
オーケストラ イストリア 第二回演奏会
日時:2017年3月5日(日)14:00開演
会場:一橋大学兼松講堂(東京・国立)
指揮:田中一嘉
曲目:ディーリアス 「二枚の水彩画」
   ムソルグスキー(ラヴェル編曲)組曲「展覧会の絵」
   ラフマニノフ 交響曲第2番ホ短調
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【会場の兼松講堂】
img_兼松講堂201703.jpg

このオーケストラは一橋大学オーケストラのOB・OGにより結成された団体で、会場は大学の講堂です。

1曲目はイギリスの作曲家、ディーリアスの弦楽合奏のための作品。
といっても、ディーリアスの合唱曲を助手が編曲したものだそうです。
「水彩画」というタイトルですが、具体的な絵画を音楽にしたものではないとのこと。
初めて聴きましたが、のどかで穏やかな風景感じさせる部分などがあり、好印象でした。

2曲目は「展覧会の絵」。
実は昨年秋に指揮の課題として勉強した曲ですし、大昔、エマーソン・レイク&パーマー(EL&P)の演奏で聴いたり、部分的に練習したこともあるので、大変興味深く聴きました。
1番トランペットの女性奏者がしっかりとした音を出していて、アルトサックスやユーフォニアムのソロも落ち着いた好演でした。

後半は、ラフマニノフの2番。
彼らしい叙情性に満ちたメロディー満載の曲で、第3楽章のテーマはポピュラーミュージックに転用されています。
「あれっ?」という部分もちょっとだけありましたが、それを補って余りある好演・熱演でした。
「この曲をやりたい」「演奏できて幸せ」という気持ちが感じられました。

私見ながら、アマチュアは技術的な巧拙もさることながら、こうした「気持ち」が大事なのではないかと思った次第です。

会場の兼松講堂は、もちろんオーケストラの演奏会用に造られたわけではないでしょうが、音響はそれほど悪くなく、弦楽器・管楽器・打楽器のバランスとしても及第点ではないかと思いました。
nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

チャイコフスキー・プログラムは大熱演でした【日フィル3月東京定期を聴く】 [音楽]

きのうは日フィルの定期演奏会を聴きました。
チャイコフスキー2曲のプログラムで、指揮は「炎のマエストロ」こと小林研一郎氏。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
日本フィルハーモニー交響楽団 第688回 東京定期演奏会
日時:2017年3月3日(金)午後7時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋
指揮:小林研一郎(桂冠名誉指揮者)
独奏:金子三勇士(ピアノ
曲目:チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
   交響曲「マンフレッド」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_日フィル201703.jpg

サントリーホールが改修工事中のため、会場は池袋の東京芸術劇場。
最近、このホールでよく演奏会を聴きます。

前半は有名なピアノ協奏曲第1番。
「パ・パ・パ・パン・ジャン」という曲の出だしはどなたでも耳にしたことがあると思います。
(全曲を聞いたことある人は少ないかもしれませんが…。)

金子三勇士さんは、お母さんがハンガリー人で、最近人気の若手ピアニスト。
テレビではよく見かけますが、生で聞いたのは初めてでした。
この曲、チャイコフスキーらしい叙情的なメロディーと、独奏とオーケストラの豪快な掛け合いが印象的な作品ですが、日フィルも金子さんもとてもスケールの大きい熱演でした。

後半は交響曲「マンフレッド」。
物語のある「交響詩的」な作品で、最後はオルガンが加わります。
東京芸術劇場ご自慢のオルガン(きのうは「モダン」の方)が威力を発揮しました。

「物語がある」ということで、チャイコフスキーのほかの作品に比べると、全体として交響曲よりもバレエ音楽に似ている印象を受けました。
自分で演奏したことがないので、細かいことはよく分からないのですが、結構アンサンブルが難しそうな部分もありましたが、これもまた「炎のマエストロ」に導かれた熱演でした。
なかなかアマチュアオーケストラでは取り上げない作品ですが、演奏してみたくなりました。

そういえば、マエストロ・コバケンは前半も後半も暗譜でした。
まあ、チャイコフスキーは「お手の物」なんでしょうね。
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

マラソンランナー見ながらメルパルクホールへ【みなと第九を歌う会演奏会を聴く】 [音楽]

きのうは娘夫婦が出演する演奏会を聴きに行きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
みなと第九を歌う会 第5回演奏会
日時:2017年2月26日(日)14:00開演
会場:メルパルクホール(東京・芝公園)
指揮:中島章博
独唱:横森由衣(ソプラノ)
   小野綾香(アルト)
   澤原行正(テノール)
   寺田功治(バス)
管弦楽:みなとシティオーケストラ
合唱:みなと第九を歌う会
曲目:ロッシーニ 歌劇「セミラーミデ」序曲
   ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


きのうは東京マラソンが開催されていて、会場のメルパルクホールそばの日比谷通りはコースの最終盤。
午後1時過ぎに地下鉄を降りて会場に向かうときは、多くのランナーが最後の力を振り絞って(?)走っており、にぎやかな応援が繰り広げられていました。
img_東京マラソン201702.jpg

さて、演奏ですが、「やはり『第九』は大変な曲だ」というのが素直な感想。
コーラスも大変ですが、オケも大変です。

日本以外では、そんなに頻繁に(気軽に?)演奏されるものではない、というのも当然だと思います。

ちなみに、メルパルクホールでは2カ月前の去年暮れにも「第九」を聴いたばかりですし、2週間前には別会場ですが「近衛秀麿版『第九』」を聴きました。

そして、きのうは、この演奏会以外にも、アマチュアオーケストラ・アマチュア合唱団による「第九」が開催されていました。
「第九と言えば年末」という感覚をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、もはやそれも崩れてきているのかもしれません。

そういえば、先日BSジャパンで放送していた指揮者・朝比奈隆の「私の履歴書」の番組を見たら、マエストロ・朝比奈指揮の大阪フィル(当時は関西交響楽団)が「モチ代」を稼ぐために「第九」を演奏したという話を放送していました。

いずれにしても、「第九」演奏に関しては、日本は不思議な国ですね。
nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

マーラー6番の『ハンマー』は2発でした【N響横浜スペシャルを聴く】 [音楽]

きのうは会社を早退してN響の演奏会を聴きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
N響横浜スペシャル パーヴォ・ヤルヴィ指揮 マーラー「悲劇的」
日時:2017年2月23日(木)午後3時開演
会場:横浜みなとみらいホール大ホール(横浜市西区)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ(首席指揮者)
管弦楽:NHK交響楽団
曲目:武満徹「弦楽のためのレクイエム
   マーラー 交響曲第6番イ短調「悲劇的」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

IMG_パーヴォ201702.JPG

去年11月にルスコアール管弦楽団の演奏を聴いたときにも書いたのですが、マーラーの6番は大学1年生のときに演奏した「懐かしの曲」。
N響がヨーロッパ演奏旅行に「持って行く」ということもあり、楽しみにしておりました。

きのうの演奏会、1曲目は弦楽器だけで演奏される「弦楽のためのレクイエム」。
武満の作品としては割と「分かりやすい」曲。
ヨーロッパの聴衆は「日本らしさ」を感じるのでしょうか?

そして休憩なしでマーラーの6番。
P席(ステージ後方)で聴いたのですが、打楽器や金管楽器の妙技を間近で堪能しました。
もちろんオケ全体としても、素晴らしい演奏。
曲が終わったあと、10秒以上の沈黙があり、「フライングブラヴォー」はありませんでした。
会場は結構空席が目立っていたのがちょっと残念でしたが…。

ところで、マーラー6番で多くの人が注目する「ハンマー」は2発でした。
この「ハンマー」の打撃、作曲当初は5回叩くことになっていたものの、初演では3回に減らされ、その後さらに減って最近では一部の指揮者を除いて2発のことが多いようです。
IMG_ハンマー201702.JPG
写真のように、大型の木槌で何らかの「台」を叩くのですが、音よりは視覚的効果を狙ってのものだとの説が強いようです。

ところで、きのうのオケは『海外公演態勢』でコンサートマスターも各パートの首席奏者も2人ずつ。
これは旅行中に何らかの理由で1人が出演できなくなった場合に備えてなんでしょうね。
首席ティンパニ奏者がバスドラムやムチを担当する珍しい光景も見ることができました。

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ブルックナーは地獄か天国か【ザ・シンフォニカ演奏会終了】 [音楽]

きのうは、私がメンバーとして所属している唯一のオケ、ザ・シンフォニカの演奏会でした。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ザ・シンフォニカ 第61回定期演奏会
日時:2017年2月19日(日)14:00開演
会場:すみだトリフォニーホール 大ホール
指揮:高関健
曲目:ブラッハー「パガニーニの主題による変奏曲」
   ブルックナー交響曲第5番変ロ長調(1878年原典版)
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_トリフォニー20170219.jpg

1曲目のブラッハー「パガニーニの主題による変奏曲」は初めて演奏しました。
(聴いたのも今回取り上げることが決まってから。)
でもシンフォニカとしては、私が入団するずっと前の2000年にもやっているそうです。

ブラッハーは1903年生まれのエストニア系ドイツ人で、幼いころは旧満州(牛庄鎮やハルビン)で暮らしていた時期もあるそうです。
(ヴァイオリニストのコリャ・ブラッハーは息子。)

この曲は1947年の初演。
冒頭、ヴァイオリン・ソロが有名なパガニーニの「24のカプリス」の1曲の旋律を演奏し、その後さまざまな楽器(群)が演奏を繰り広げていきます。
ジャズの要素を取り入れているということで、コントラバスは「ウォーキングベース」的な部分もありました。

後半はブルックナーの交響曲第5番。
高関先生には2年前にもブルックナーを振っていただいてます。(そのときは第8番)

高関先生はブルックナーに関し造詣が深く、練習が毎回楽しくて、とても勉強になりました。
幸せな75分(この交響曲の演奏時間)でした。

コントラバス的には、かなり難しく面倒なパッセージの連続で、結構こつこつと真面目に練習しました(当社比)が、歯が立たない(物理的に無理な)部分もありました。
個人的には、練習から本番にかけて、「地獄」か「煉獄」か「天国」か、よく分からない感覚を味わったような気がします。
(オケの団員にはステージ上で涙を流した人もいたそうです。)

次回は7月30日にブラームスの交響曲第2番などを演奏します。
http://the-symphonica.org/

下の写真は、演奏会場近くのお店(ロッテ系列)でのレセプション(打ち上げ)で食べた「コアラのマーチパンケーキ」です。
img_コアラのマーチパンケーキ201702.jpg
nice!(6)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

第2楽章のティンパニはかなり衝撃的でした【『近衛版第九』を聴く】 [音楽]

きのうはこちらの演奏会を聴きました。
(またも身内が出演していたので…。)

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
近衛樂友会オーケストラ 第九特別演奏会
日時:2017年2月11日(土・祝)14:00開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋
指揮:中濱圭
独唱:増田のり子(ソプラノ)
   山口克枝(アルト)
   鈴木准(テノール)
   萩原潤(バリトン)
曲目:近衛秀健「平成の春」(マーチ集「平成の四季」より)
   同 「平成の庭」(世界初演)
   ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」(近衛秀麿編曲版)
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_近衛第九201702.jpg
近衛秀麿氏といえば、1898年「五摂家」筆頭の近衛家に生まれ、山田耕筰に師事したりベルリン留学するなどの経歴を持っていて、日本のクラシック音楽やオーケストラの黎明時代に足跡を残したことで知られています。
このオケは、その近衛氏の作品普及などを目標に結成されたとのこと。
東京には本当にいろんなアマオケがありますね。

さて、きのうの演奏会。
最初は「マーチらしいマーチ」で音符が多め。
私の席からは「打楽器の音の合間に金管楽器の音が聞こえる」という感じでした。
2曲目は高円宮さまのために書かれたものの、同殿下逝去のために演奏されず、きのうが初演だったとのこと。
穏やかな印象の曲でした。

そして、後半は「近衛版第九」
プログラムには「編曲版」とされていますが、曲の『骨格』をいじっているわけではなく、オーケストレーション(楽器使い方)の変更が主要な違い。
木管楽器が各4本、ホルンが6本などオリジナルより増やされえているほか、ティンパニやトロンボーンなど本来は楽譜にない音符を演奏する形になっています。

トロンボーンはほとんど違和感がなかったんですが、ホルンの吹くところが増えているのはかなり変な感じ。
そして、一番衝撃的だったのは第2楽章のティンパニです。
この曲、もちろん通常は1人で2台のティンパニを叩くわけですが、2人いました。
第2楽章はオリジナルではF(ファ)のオクターブなんですが、音楽はニ短調。
その主音と属音のD(レ)とA(ラ)の音を2人目の奏者が叩いてました。
時には2人同時に叩くこともあって、かなりの違和感でした。

考えてみれば、19世紀後半から20世紀中ごろにかけては、いろんな作曲家の曲に「手を加える」ことは普通に行われていました。
「マーラー版の誰それの交響曲」なんていうのもありますし、子どものころ聞いた録音には、オリジナルにない楽器や音符を加えた演奏が珍しくなかったような気がします。
この「近衛版」もそうしたものの一種だと思えばいいんでしょうね。

まあ、「珍しいものを聞いた」ということで…。
nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

『ボレロ』はいい演奏でしたがマーラーは大変そうでした【東京グリーン響を聴く】 [音楽]

きのうは家族が賛助出演するこちらの演奏会を聴きに行きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
東京グリーン交響楽団第25回定期演奏会
日時:2017年1月28日(土)14:00開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂
指揮:北原幸男
曲目:ラヴェル「ボレロ」
   マーラー 交響曲第5番嬰ハ短調
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_東京グリーン201701.jpg

このオケ、「みどり会」という企業グループが作ったアマチュアオーケストラだそうで、確か関西にも「姉妹オケ」があるはず。
名前は聞いたことがありましたが、演奏会は初めてでした。

「ボレロ」は最初から最後まで独特のリズムが続くことで有名な曲。
いろんな場面で使われるのでご存知の方も多いと思います。
フルートに始まって、さまざまな楽器(またはいくつかの組み合わせ)がソロでメロディーを吹くのですが、難易度に差があって、結構難しい楽器もあるので、アマチュアではなかなか取り上げられません。
サックスが2人(以上)必要だったり、オーボエダモーレという普段は使われない楽器が編成に含まれるのも、演奏機会の少ない理由かもしれません。

その「ボレロ」ですが、きのうの演奏は、各楽器が健闘していて、なかなかいい演奏でした。
特に難しいトロンボーンなども及第点だったと思います。

一方、後半のマーラー5番。
「ボレロ」は、メロディーが2種類、リズムが1種類しかないという、究極の「シンプルさ」を持った作品であるのに対し、すべてのものが複雑で、「複雑さの極致」であると言っていいと思うのですが、やはりその複雑さを表現するのはなかなか大変だと思いました。
技術的には管楽器(特に金管楽器)が難しいと思うのですが、曲全体の表現という観点で見ると、やはり弦楽器の曲の理解度というか「入り込み方」が問われるような気がします。
もっと「熟成」を進めると、よい演奏になるような気がしました。

ところで、サントリーホールは2月から、半年間の改修工事に入るそうです。
きのうの演奏会が工事前の最後でした。
それにしても、アマチュアのオーケストラがサントリーホールで演奏会を開くのは、やはり恵まれたことですよね。
(私も何度かステージに乗ってますが…。)
nice!(8)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

『重厚長大』なブルックナーでした【日フィル東京定期を聴く】 [音楽]

きのうは日本フィルの定期演奏会を聴きに行きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
日本フィルハーモニー交響楽団 第687回 東京定期演奏会
日時:2017年1月20日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂
指揮:ピエタリ・インキネン(首席指揮者)
曲目:ブルックナー 交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_日フィル201701.jpg

事前に公表されていた演奏予定では、写真ポスターにあるように「ハース版」だったのですが、日フィルのウェブサイトには「当初『ハース版』を予定しておりましたが、インキネンの強い意向により『ノヴァーク版』に変更することとなりました」となっています。
「ところどころ少し違う」という程度の差異なんですが、変更の理由は何だったのでしょうか?
(ブルックナーの交響曲の「版」の問題については、いささかマニアックなのでここでは詳述しません。)

演奏ですが、かなりゆったりしたテンポで進んで行きます。
最近は、ブルックナーといえども「サクサク進む」演奏を聴くことが多いような気がするので、昨日の演奏は「重厚長大」というか、少し前の時代の「巨匠チック」な印象を受けました。
ホルンやワーグナーテューバをはじめ、管楽器のソロもハイレベルでしたし、P席なのでバランスのことは判断しにくいのですが、いい印象を持ちました。
(きょう土曜日も同一プログラムで演奏会があるので、演奏内容についてはこれ以上触れないようにいたします。)

ただ、「重厚長大」であるがゆえでしょうか、後半はやや集中力が切れたような部分もあって、1日でどうブラッシュアップされるのかが気になるところです。
(私はきょうは聴けませんが…。)

「重厚長大」さの現われなんですが、通常80〜85分(1時間20分〜1時間25分)のことが多い演奏時間が、きのうは7時開演で、終わったのが8時35分でした。(休憩なし)

ところで、このブルックナーの8番は、2〜3年前に2度演奏しました。
1度はコントラバスですが、もう1どはシンバルで、どちらもハース版でした。
シンバルは第3楽章に2発だけ叩くところがあるのですが、かなり後半の方。
出番が近づくと「やっと来た」とテンションが上がったのを思い出しました。

そういえば、きのうのステージには、5日前に並んで弾いていた女性奏者(プロ)も乗っていました。
「あの楽器はルブナーだな」などと観察してました。(^_^)
nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

若者やプロ奏者と一緒の演奏は楽しくて勉強になりました【オルケストラ・クラシカ演奏会終了】 [音楽]

きのうは今年最初の演奏会出演でした。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
Orchestra Classica(オルケストラ・クラシカ)第5回演奏会
日時:2017年1月15日午後2時開演
会場:トッパンホール(東京・文京区)
指揮:大森悠(音楽監督)
独走:花崎薫(チェロ)
曲目:モーツァルト 交響曲ニ長調(KV320)《セレナード第9番「ポストホルン」改作》
   ハイドン チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb-2
   ブラームス セレナード第1番ニ長調 作品11
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_トッパンホール201701.jpg

この室内オケは、大学オケの後輩で、現在大阪フィルハーモニー交響楽団の首席オーボエ奏者である大森悠氏が音楽監督となってつくった団体で、メンバーは大学オケの若い後輩たちとプロ奏者。
去年6月、長野・松本市での公演に参加し、今回が2回目でした。
コントラバスは3人でしたが、1人は女性プロ奏者、もう1人は自分の子供より若い現役大学生というバラエティーに富んだ(!?)組み合わせでした。

少ない練習回数で古典の曲を演奏するという、私が主宰するPROJECT Bオーケストラと共通点もあるコンセプトを掲げていて、勉強にもなるということで参加したのですが、とても楽しい体験でした。

アマチュアオーケストラで弾いていると、モーツァルトとかハイドンは実はあまり弾く機会がなくて、前半の2曲は(たぶん)初めてだったのですが、レベルの高いメンバーと一緒にやると楽しいですね。
(自分の技術はさておいて…。)

いろいろ今後に生かしたいと思います。

nice!(10)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽