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「黒船来航 日本語が動く」「正書法のない日本語 」「昭和が生んだ日本語」「日本語スケッチ帳」=読み終わった本(2017.08) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2017年8月分です。

▼読み終わった本
*「黒船来航 日本語が動く(そうだったんだ!日本語)」
清水康行・著、岩波書店

黒船来航 日本語が動く (そうだったんだ!日本語)

黒船来航 日本語が動く (そうだったんだ!日本語)


日本に外国人(欧米人)が組織的にやって来るという事態は、戦国時代のポルトガル人に始まるわけですが、その後はキリスト教の禁令やいわゆる「鎖国」により、江戸時代は限られた規模にとどまっていました。
しかし、幕末になってアメリカのペリーの「黒船」来航がきっかけで、各国の船団がやって来るようになります。
アメリカとの交渉は、オランダ語や中国語を交えながら行われたそうですが、その後、オランダ語がマイナーな言語であることがはっきりし、多くの人が英語を学ぶようになります。
また、条約を結ぶにあたり、その日本語の文体をどのようにするべきなのかも問題なったようです。
この本では、そうした幕末の日本語と外国語をめぐるエピソードを紹介していて、とても興味深く、勉強になる本でした。

▼読み終わった本
*「正書法のない日本語 (そうだったんだ!日本語)」
今野真二・著、岩波書店

正書法のない日本語 (そうだったんだ!日本語)

正書法のない日本語 (そうだったんだ!日本語)

  • 作者: 今野 真二
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

上記と同じシリーズの本。
日本語はひらがな、カタカナ、漢字を交えて書かれ、それにアルファベットや数字、記号なども使われます。
多くの言語では、文章の内容が決まっていれば、「書き方」(つづりなど)は1種類しかありません。
それに対し、日本語はある意味無限の可能性があるわけで、その奥深さと問題点を掘り起こしています。
現在の標準とされる書き方も、せいぜい第二次大戦後70年くらいの歴史しかないわけで、これからも変わっていくのでしょう。

▼読み終わった本
*「昭和が生んだ日本語――戦前戦中の庶民のことば」
遠藤織枝・著、大修館書店

昭和が生んだ日本語――戦前戦中の庶民のことば (-)

昭和が生んだ日本語――戦前戦中の庶民のことば (-)

  • 作者: 遠藤 織枝
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2012/06/15
  • メディア: 単行本

主に第二次大戦前の雑誌や新聞を題材に、どんな言葉が生まれ、使われてきたかを明らかにした本です。
言葉は社会を反映するわけで、当時の世相のようなものも明らかになって、「へえ!」ということばかりでした。

▼読み終わった本
*「日本語スケッチ帳」
田中章夫・著、岩波新書

日本語スケッチ帳

日本語スケッチ帳

  • 作者: 田中 章夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2014/04/19
  • メディア: 新書

こちらは、以前読んだ「日本語雑記帳」の著者、田中章夫氏の本。
面白いのは、上記の「昭和が生んだ日本語」にもある「『大和撫子』は元々男性にも使われていた」という話が紹介されていること。
確かに「へえ」と思わされる話ですね。

▼読み終わった本
*「日本語の起源 (ことば読本)」
司馬遼太郎ほか・著、河出書房新社

日本語の起源 (ことば読本)

日本語の起源 (ことば読本)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1991/07
  • メディア: 単行本

古書店で購入した1991年の本。
著名な国語学者・言語学者による「日本語の起源」に関する対談や文章が載っています。
その後25年以上経っていますが、この論争には未だに決着がついていません。
不思議な話です。

▼読み終わった本
*「日本人はどこから来たのか?」
海部陽介・著、文藝春秋

日本人はどこから来たのか?

日本人はどこから来たのか?

  • 作者: 海部陽介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/02/10
  • メディア: 単行本

日本語ではなく「日本人」の起源の話。
アフリカで生まれた人類(ホモ・サピエンス)がどのようにして日本列島にやって来た(たどり着いた)のかを、当時の気候や地形などを考えながら、科学的に考察しています。
著者の海部氏は、「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」で台湾から沖縄への公開を実際にやってみたことで知られています。
実験公開はまだまだ行われるそうなので、さらに研究が進むことに期待です。
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「ジェット旅客機バイプレーヤーズ」「音楽理論入門」「他人をバカにしたがる男たち」=購入した本(2017.08) [読書]

「最近買った本」リスト(備忘録)、2017年8月分です。


▽購入した本
*「ジェット旅客機バイプレーヤーズ」
徳光康・著、イカロス出版

ジェット旅客機バイプレーヤーズ (名脇役たちへのエール)

ジェット旅客機バイプレーヤーズ (名脇役たちへのエール)



▽購入した本
*「音楽理論入門」
東川清一・著、ちくま学芸文庫

音楽理論入門

音楽理論入門

  • 作者: 東川 清一
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2017/05/10
  • メディア: 文庫


▽購入した本
*「他人をバカにしたがる男たち」
河合薫・著、日経プレミアシリーズ

他人をバカにしたがる男たち

他人をバカにしたがる男たち

  • 作者: 河合 薫
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2017/08/09
  • メディア: 新書


「ザビエルの置き土産」「応仁の乱」「イスラーム」「世界の文字とことば」=読み終わった本(2017.07) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2017年7月分です。

▼読み終わった本
*「ザビエルの置き土産 お菓子 ごちそう ありがとう」
レナート・ミナミ著、幻冬舎

ザビエルの置き土産  お菓子 ごちそう ありがとう

ザビエルの置き土産 お菓子 ごちそう ありがとう


タイトルで分かるように、「日本語と思っている言葉(単語)の多くが実はポルトガル語起源である」という本です。
著者は商社マンとしてブラジルに駐在していた人物。
(「レナート・ミナミ」はニックネームのようです。)
「バッテラ」とか「ピンからキリまで」など一般に認められているものから、「アホ」「まんじゅう」など意外な説まで、200以上の言葉が挙げられています。
去年ポルトガルに旅行したばかりなので、大変興味深く読みました。

▼読み終わった本
*「応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱」
呉座勇一・著、 中公新書

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱

  • 作者: 呉座 勇一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: 新書

とても売れているそうですが、正直、とても難しい本でした。
高校時代、日本史を学ばなかったので、そもそもの日本の歴史に関する知識が乏しく、京都の人が「先の戦争」というときは、第二次大戦・太平洋戦争ではなく、この応仁の乱のことを指す、という話がまことしやかに語られる、という程度の知識しかそもそも持ち合わせていませんでした。
この本を読んでも、京都や奈良の土地勘もないので、人物や地名がなかなか頭に入ってきませんでした。
京都を中心に戦われた10年以上にわたる大乱を説明するのに、奈良のお寺(興福寺)に関する話がたびたび出てきたり…。
でも、読み終わった直後、NHKの番組で応仁の乱を取り上げていたので見たところ、この本を読んだのが予習の役割を果たし、より理解できたような気がします。

▼読み終わった本
*「イスラーム ― 回教」
蒲生礼一・著、 岩波新書

イスラーム―回教

イスラーム―回教

  • 作者: 蒲生 礼一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1958/12/17
  • メディア: 新書

これは1958年(昭和33年)に出版された本。
約60年前ですね。
この本では現在ではなるべく使わないことになっている「回教」という言葉が使われていますし、預言者の名前は「ムハンマド」ではなく「マホメット」になっていて、時の流れを感じさせます。
でも、イスラム(教)の基本的事柄を勉強するには、とてもよい本だと思いました。

▼読み終わった本
*「図説 世界の文字とことば」
町田和彦・編、 ふくろうの本/世界の文化(河出書房新社)

図説 世界の文字とことば

図説 世界の文字とことば

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 大型本

世界の言葉を分類するときは、言語の『系統』を基準にすることが多いようです。
「インド・ヨーロッパ語族」「セム語族」など。
しかし、この本は文字を基準に分けています。
したがって、言語としては別の系統と考えられている中国語と日本語も、漢字(それを基にしたひらがな・かたかな)を使っている、という理由で、同じ系統として扱われているわけです。
とても面白い本でした。

「ザビエルの置き土産」「昭和が生んだ日本語」=購入した本(2017.07) [読書]

「最近買った本」リスト(備忘録)、2017年7月分です。
引き続き買うのは控えめにしていますが、ここに挙げていない雑誌や古書が何冊か…。

▽購入した本
*「ザビエルの置き土産 お菓子 ごちそう ありがとう」
レナート・ミナミ著、幻冬舎

ザビエルの置き土産  お菓子 ごちそう ありがとう

ザビエルの置き土産 お菓子 ごちそう ありがとう



▽購入した本
*「昭和が生んだ日本語 戦前戦中の庶民のことば」
遠藤織枝・著、 大修館書店

昭和が生んだ日本語 戦前戦中の庶民のことば (-)

昭和が生んだ日本語 戦前戦中の庶民のことば (-)

  • 作者: 遠藤 織枝
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2012/06/15
  • メディア: 単行本

「日本の外来語」「フロイスの見た戦国日本」「日本語全史」「駅格差」「渋谷学」=読み終わった本(2017.06) [読書]

「読み終わった」リスト(備忘録)、2017年6月分です。


▼読み終わった本
*「日本の外来語」
矢崎源九郎・編、岩波新書

日本の外来語

日本の外来語


古書として購入。
1964年、つまり前回の東京オリンピックの年(53年前)の本です。
いわゆる「外来語」について概観した本ですが、カタカナ表記が現在とは結構違うのが面白い気がします。
もちろんいまや「ほとんど死語」という外来語も出てきていて、半世紀の時の流れを感じずにはいられません。

▼読み終わった本
*「フロイスの見た戦国日本」
川崎桃太・著、中公文庫

フロイスの見た戦国日本

フロイスの見た戦国日本

  • 作者: 川崎 桃太
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: 文庫

16世紀(1500年代)にカトリックの宣教・布教のために日本にやってきたポルトガル人、ルイス・フロイスの記録から、当時の戦国日本の社会・世相、政治状況、さらには豊臣秀吉による朝鮮遠征まで、さまざまな事柄を知ることのできる、とても面白い本でした。
フロイスは、布教についての記録を残すことを使命としていて、イエズス会の幹部から冗長すぎると言われながらも、極めて詳細な文章をしたためていたそうです。
禁教令の前、制約はありながらも布教活動が許されていた時代、織田信長や秀吉に直接会う機会があったため、こうした『戦国武将』の人となり、『伴天連(バテレン)』に対する態度なども知ることができます。

▼読み終わった本
*「日本語全史」
沖森卓也・著、ちくま新書

日本語全史

日本語全史

  • 作者: 沖森 卓也
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2017/04/05
  • メディア: 新書

日本語の「歴史」について、(新書としては)かなり詳しく記述。
「表記」「音韻」「語彙」「文法」などの分野について詳述していて、400ページ以上の分量があります。
帯には「日本語の変遷がすべてわかる待望の決定版通史」とありますが、この謳い文句通りの本だと思います。

▼読み終わった本
*「日本人も悩む日本語 ことばの誤用はなぜ生まれるのか?」
加藤重広・著、朝日新書

日本人も悩む日本語 ことばの誤用はなぜ生まれるのか?

日本人も悩む日本語 ことばの誤用はなぜ生まれるのか?

  • 作者: 加藤重広
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2014/10/10
  • メディア: 新書

「間違った日本語」「問題のある日本語」についての本はたくさん出ていますが、この本も言語学の専門家が「なぜ誤用が生じるのか」なども含めて詳しく考察。
帯には「あなたは、このことばを本当に正しく使っていますか?(1)流れに棹さす(2)檄を飛ばした(3)元旦 →解答は本書の中で」という『例題』が載っています。

▼読み終わった本
*「駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿」
首都圏鉄道路線研究会・著、SB新書

駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿 (SB新書)

駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿

  • 作者: 首都圏鉄道路線研究会
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2017/05/08
  • メディア: 新書

乗降人員や利便性、商業施設・商店街の充実度などさまざまな視点から駅の「ランキング」について考察。
またいろんな「ライバル駅」を比較しています。
例えば「北千住 vs 赤羽」「国分寺 vs 調布」「三軒茶屋 vs 下北沢」など。
こうした本は、何年・何十年かたってから読むと、また面白いのかもしれません。

▼読み終わった本
*「渋谷学」
國學院大學研究開発推進センター渋谷学研究会 石井研士・著、弘文堂

渋谷学

渋谷学

  • 作者: 國學院大學研究開発推進センター渋谷学研究会
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 2017/04/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

渋谷にキャンパスのある国学院大学のプロジェクトとして繰り広げられた「渋谷学」の研究をまとめた本。
現在、超・大規模再開発の真っ只中にある渋谷だけに、とても興味深く読みました。
この本も、10年後、20年後に再読すると「昔はこうだったなあ」と懐かしくなるんでしょうね。

▼読み終わった本
*「よくわかる都道府県」
日本博識研究所・著、宝島SUGOI文庫

よくわかる都道府県

よくわかる都道府県

  • 作者: 日本博識研究所
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2016/05/23
  • メディア: 文庫

ネット上でよく共有されている「都道府県を地域に分けるとこんな感じ」というのをまとめた本。
書店で見かけた際は買うのを思いとどまったんですが、古書店で売られていたので買いました。
カバーに乗っている埼玉県の場合は「浦和 vs 大宮」「千葉領」「埼玉都民」「畑」「夏、暑く 冬、寒い」「ネギ」「群馬領」「『あの花』秘境」などといった具合。
笑って読むか、怒りを感じるかは人それぞれかと思います。

「渋谷学」「応仁の乱」「日本人はどこから来たのか?」「ピリオド楽器から迫るオーケストラ読本」=購入した本(2017.06) [読書]

「最近買った本」リスト(備忘録)、2017年6月分です。

▽購入した本
*「渋谷学」
石井研士・著、弘文社

渋谷学

渋谷学

  • 作者: 國學院大學研究開発推進センター渋谷学研究会
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 2017/04/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


▽購入した本
*「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱」
呉座勇一・著、中公新書

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱

応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

  • 作者: 呉座 勇一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: 新書


▽購入した本
*「日本人はどこから来たのか?」
海部陽介・著、文藝春秋

日本人はどこから来たのか?

日本人はどこから来たのか?

  • 作者: 海部陽介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/02/10
  • メディア: 単行本





▽購入した本
*「ピリオド楽器から迫るオーケストラ読本」
「音楽の友」編、佐伯茂樹・監修、ONTOMO MOOK(音楽之友社)

ピリオド楽器から迫るオーケストラ読本

ピリオド楽器から迫るオーケストラ読本

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 2017/06/12
  • メディア: ムック


「ロマン派の音楽家たち」「閉された言語・日本語の世界」「ホンモノの日本語」「国語史を学ぶ人のために」=読み終わった本(2017.05) [読書]

「読み終わった」リスト(備忘録)、2017年5月分です。

▼読み終わった本
*「ロマン派の音楽家たち 恋と友情と革命の青春譜」
中川右介・著、ちくま新書

ロマン派の音楽家たち: 恋と友情と革命の青春譜

ロマン派の音楽家たち: 恋と友情と革命の青春譜


これは期待以上にとても面白い本で、新書としてはかなり厚い部類ですがあっという間に読み終わりました。
19世紀初頭、1810年前後に生まれたメンデルスゾーン、ショパン、シューマンとクララ、リスト、それにワーグナーといういわゆる「ロマン派」の巨匠たちの『人生模様』を詳しく詳述しています。
このほかにもベルリオーズやジョルジュ・サンド、少し下の世代ですがブラームスなども登場します。
(「ロマン派」ではありますが、ブルックナーやマーラーは描かれていません。)
1810年というと、ベートーヴェンがまだ存命の時代で、その後の時代に生きるこれらの作曲家たちは、
1人1人の『評伝』のようなものはすでにたくさん出ていると思いますが、これら『同年代』の作曲家たちの交流や与え合った影響などについて独特の筆致で描き出していて、時代の空気なども感じられました。

▼読み終わった本
*「閉された言語日本語の世界【増補新版】」
鈴木孝夫・著、新潮選書

閉された言語・日本語の世界【増補新版】

閉された言語・日本語の世界【増補新版】

  • 作者: 鈴木 孝夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/02/24
  • メディア: 単行本

この本、1974年に書かれ75年に出版されたもので、筆者の鈴木氏は1926年(大正15年)生まれ。
その本に加筆修正を施したのがこの「増補新版」です。
(実は旧版も持っているのにこの新版を買ってしまいました。)
さすがに40年経つと、「現在(2017年)では多くの人が知っていることかも」とか「今、こういう発言をすると不適当だと言われるかも」という内容も含まれますが、全体としてとても勉強になる本でした。

▼読み終わった本
*「ホンモノの日本語」
金田一春彦・著、角川ソフィア文庫

ホンモノの日本語

ホンモノの日本語

  • 作者: 金田一 春彦
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
  • 発売日: 2016/08/25
  • メディア: 文庫

この本は元々2001年に出版されたものだそうです。
上記の本と同様、若干時代に合わなくなっている内容もありますが、とても読みやすくて、参考になる本でした。
筆者の金田一春彦氏は、代々国語学者という金田一一族(?)の二代目で、京助氏の息子。
帯には「話すだけで、3カ国語分!? 美しさを機能性をあわせ持った日本語の魅力。」「日本人は語学の天才!」と書かれています。

▼読み終わった本
*「国語史を学ぶ人のために」
木田章義・編、世界思想社

国語史を学ぶ人のために

国語史を学ぶ人のために

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 世界思想社
  • 発売日: 2013/04/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

「国語学」についての教科書であり、日本語についての研究の歴史がよく分かる本。
「資料編」「表記史」「語彙史」「音韻史」「文法史」「敬語史」「文体史」「国語学史」の各章から成っています。
とてもとても勉強になる本でした。
(教科書なので当たり前ですが。)

「日本語全史」「駅格差」=購入した本(2017.05) [読書]

「最近買った本」リスト(備忘録)、2017年5月分です。
今月、新しい本は2冊しか買ってませんが、そのほかに古書を何冊か。
(古書はダブって買う恐れが少ないこともありますので、ここにはアップしません。)

▽購入した本
*「日本語全史」
沖森卓也・著、ちくま新書

日本語全史

日本語全史



▽購入した本
*「駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿」
首都圏鉄道路線研究会・著、SB新書

駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿

駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿

  • 作者: 首都圏鉄道路線研究会
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2017/05/08
  • メディア: 新書


「〈情報〉帝国の興亡」「138億年の音楽史」「日本語の謎を解く」「英語と日本軍」=読み終わった本(2017.04) [読書]

「読み終わった」リスト(備忘録)、2017年4月分です。

▼読み終わった本
*「〈情報〉帝国の興亡 ソフトパワーの五〇〇年史」
玉木俊明・著、講談社現代新書

〈情報〉帝国の興亡 ソフトパワーの五〇〇年史

〈情報〉帝国の興亡 ソフトパワーの五〇〇年史

  • 作者: 玉木 俊明
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/08/18
  • メディア: 新書

世界史における情報伝達技術の進化と、「帝国」のあり方についての本。
「活版印刷/オランダ」「電信/イギリス」「電話/アメリカ」という情報伝達技術と国際社会における覇権(ヘゲモニー)の移り変わりについて論じています。
これまでよく理解できていなかったのですが、ポルトガル・スペインからオランダに覇権が移った経緯が分かりました。
では、インターネットが今後の国際社会にどのような影響をもたらすのかが気になるわけですが、「中核を欠く」ことによる不安定性が生じていることを指摘しているものの、どのように進んでいくのかはよく分からないようです。
「あまりに容易に世界中に情報が発信され、情報が過多になり、何が正しい情報かわからなくなり、情報による不安定性が、世界のあちこちで生じるようになっている」という一文が、現在の状況を的確に表しているように思います。

▼読み終わった本
*「138億年の音楽史」
浦久俊彦・著、講談社現代新書

138億年の音楽史

138億年の音楽史

  • 作者: 浦久 俊彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: 新書

「138億年」とは宇宙ができてからの時間を表しています。
つまり「音楽は宇宙とともに存在している」=「人類の誕生以前から音楽はあった」ということになります。
「音楽の歴史」を論じているんですが、各章のタイトルは「宇宙」「神」「政治」「権力」「感情」「理性」「芸術」「大衆」「自然」「人間」という言葉が使われています。
この本の内容を簡潔に示すことは、著者に匹敵する知識と教養が必要だと思われるので、私にはとても無理ですが、ご興味ある方は是非手に取ってみてください。

▼読み終わった本
*「日本語の謎を解く: 最新言語学Q&A」
橋本陽介・著、新潮選書

日本語の謎を解く: 最新言語学Q&A (新潮選書)

日本語の謎を解く: 最新言語学Q&A

  • 作者: 橋本 陽介
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

高校での授業に際し、生徒から提示された「疑問=謎」について答えた本。
帯には「万葉仮名からら抜き言葉まで」「日本語の起源・音声・語彙・文法・表現……73の意外な事実」「言語学の最先端から、日本人の思考の深層に迫る」という紹介文が書かれています。
どんな分野でもそうかもしれませんが、「素朴な疑問」ほど回答・説明が難しいのかもしれません。

▼読み終わった本
*「英語と日本軍 知られざる外国語教育史」
江利川春雄・著、NHKブックス

英語と日本軍 知られざる外国語教育史

英語と日本軍 知られざる外国語教育史

  • 作者: 江利川 春雄
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2016/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

いろいろ考えさせられる本でした。
タイトルの通り、幕末あたりから第二次大戦前後まで、日本における外国語教育と軍隊の関係について詳しく考察した本です。
日本軍、特に陸軍が外国語教育を軽視していたこと、外国語に関する戦略的思考がないまま戦争に突入していったこと、軍事における情報を軽視していたことなどが分かり、なんだか現代の外国語教育にも共通する課題があるような気がしました。

「ロマン派の音楽家たち」「機密奪還」=購入した本(2017.04) [読書]

「最近買った本」リスト(備忘録)、2017年4月分です。

▽購入した本
*「ロマン派の音楽家たち――恋と友情と革命の青春譜」
中川右介・著、ちくま新書

ロマン派の音楽家たち: 恋と友情と革命の青春譜

ロマン派の音楽家たち: 恋と友情と革命の青春譜



▽購入した本
*「機密奪還(上)(下)」
マーク・グリーニー著、田村源二・訳、新潮文庫

機密奪還(上)

機密奪還(上)

  • 作者: マーク グリーニー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/29
  • メディア: 文庫

機密奪還(下)

機密奪還(下)

  • 作者: マーク グリーニー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/29
  • メディア: 文庫