So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

1920年代・30年代・40年代のストラヴィンスキー【5月N響B定期を聴く】 [音楽]

きのうはサントリーホールでN響のB定期(2日目)を聴きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
NHK交響楽団第1887回定期公演Bプログラム
日時:2018年5月24日(木)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ(首席指揮者)
曲目:ストラヴィンスキー バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」
   同 バレエ音楽「カルタ遊び」
   同 3楽章の交響曲
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_サントリーホール20180524.jpg

今月のN響B定期はストラヴィンスキー・プロ。
ストラヴィンスキーというと「春の祭典」「火の鳥」「ペトルーシュカ」がもっとも演奏機会が多く、そのほかにもいろいろ知られている曲がありますが、きのうの3曲は、どちらかというと耳にする機会の少ない曲。
定期演奏会らしい選曲だと思います。
でも、やはり『人気曲・有名曲』じゃないとお客さんの入りはよくなくて、客席は7割程度の埋まり具合でした。
B定期はいつもほぼ満員(空席1割以下)なんですが…。

N響と首席指揮者・ヤルヴィはこれまでにリヒャルト・シュトラウスやマーラーなどをたくさん取り上げていますが、さらに『レパートリー』を広げていますね。

きのうの演奏ですが、3曲の作曲時期はそれぞれ1920年代、30年代、40年だだそうです。

ストラヴィンスキーは105年前の1913年に「春の祭典」を発表。
当時としては超・前衛的な曲で、賛否両論を巻き起こしました。
きのうの3曲はそれに比べるとオーソドックスな部分もあり、ストラヴィンスキーの作風の変化が分かるプログラムでした。
1曲目と2曲目は「バレエ音楽」ですが、最初の「アポロ」は弦楽器だけの編成。
ジャズ的な部分や映画音楽的なところもありました。

次の「カルタ遊び」はトランプ(ポーカー)を題材にしたもの。
踊りがあれば結構ドタバタな場面もあるようで、なかなか面白い曲でした。

3曲目の「交響曲」は第二次世界大戦中に作られたもの。
解説を読んだのもあるんでしょうが、どこか、重苦しいものを感じさせる音楽でした。

マエストロ・ヤルヴィはいつも弦楽器を対向配置にしているんですが、きのうは「通常配置」でした。
作曲時期を勘案してのことでしょうか?
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

毎年恒例・コントラバス親睦演奏会 [音楽]

きのう土曜日は、毎年恒例のコントラバスアンサンブル親睦演奏会を聴きに行きました。
(「毎年恒例」とは言っても、例年大型連休の開催が多いので、いつもより若干時期が遅いんですが…。)
場所は東京・蒲田の大田区民ホールアプリコ小ホールです。

「演奏会」としては、冒頭のいくつかの組しか聴けなかったんですが、開演前のこちらの光景はしっかりみました。
参加者の楽器を一堂に集めた通称「マグロ(大型魚)競り市」です。
img_Cb親睦演奏会2018.jpg

今年は37本並んでいたそうです。
この親睦演奏会、私もよくしっている女性コントラバス弾き(アマチュア)が主催して開いているもので、今回が11回目だそうです。
プロの奏者も何人も参加していて、(全部じゃありませんが)なかなかハイレベルのアンサンブルを聴くことができます。
主催のHさんは賞賛に値すると思います。

ちなみに、オーケストラなどで、ヴァイオリンが30人以上いることはよくあります。
というのも、ヴァイオリンは1st(第一)と2nd(第二)の2つのパートがあるからです。
しかし、ヴィオラ、チェロ、コントラバスがこれだけ一堂に会するのはかなり珍しいことです。
(チェロだと「千人のチェロ」という催しがあったりしますが、ヴィオラはどうなんでしょう?)
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

「新・日本の階級社会」「日本語の観察者たち」「音楽の聴き方」「イスラームの歴史」=読み終わった本(2018.04) [読書]

「読み終わった」リスト(備忘録)、2018年4月分です。

▼読み終わった本
*「新・日本の階級社会」
橋本健二・著、講談社現代新書

新・日本の階級社会

新・日本の階級社会

  • 作者: 橋本 健二
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/01/18
  • メディア: 新書

日本国内の格差拡大が問題となる中、大変読まれている本だそうです。
こうした「社会全体」(国全体)を語る際には、「統計」を用いることになるわけですが、統計上の数字をいかに実感を持ったものとして伝えるかが課題になります。
この本では、いくつかに分類される「階級」について、「典型例」のようなものを示して、その実態を紹介し、問題点を指摘しています。
例えば第5章の「女たちの階級社会」では、「妻と夫の階級所属」「資本家階級の女たち」「新中間階級の女たち」「労働者階級の女たち」「アンダークラスの女たち」「旧中間階級の女たち」「女たちと階級社会」という項目立てになっています。
ご興味を持たれた方は、この本を読んでみてください。

▼読み終わった本
*「日本語の観察者たち――宣教師からお雇い外国人まで」
山東功・著、岩波書店<そうだったんだ!日本語>

日本語の観察者たち――宣教師からお雇い外国人まで (そうだったんだ!日本語)

日本語の観察者たち――宣教師からお雇い外国人まで (そうだったんだ!日本語)

  • 作者: 山東 功
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

「日本語をどのように見るか」というテーマで、外国人を中心に歴史的に考察した本。
「日本語は国内でどう見られてきたのか」「宣教師言語学の時代」「オランダ商館から見た日本語」「ヨーロッパの日本学者たち」「幕末外交官と宣教師の日本語」という章立てになっています。
外国人が日本語について学んだり、学術的に分析してきた歴史は、キリスト教の布教、通商(貿易)、外交(幕末の日本開国)などと密接に関係しているわけです。
日本にやってくる勢力の主役がポルトガル→オランダ→イギリスと移ってきたことや、これにドイツ、フランス、ロシア、アメリカなどがどのように絡んできたのか。
とても興味深い本でした。

▼読み終わった本
*「音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉」
岡田暁生・著、中公新書

音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉

音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉

  • 作者: 岡田 暁生
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: 新書

この本では、音楽を「する」「聴く」「語る」という行為について、考察をめぐらした上で、最後の第5章は「アマチュアの権利」というタイトルになっています。
私自身、数多くの演奏会に足を運び、ブログに記録をアップしていますが、恥ずかしながら演奏会のちゃんとした「感想」を書くほどの言葉を持っていないのが実際のところ。
帯には「『良かった!』だけでは、もったいない」と書かれていて、なんだか私に向かって言われているような気がしました。

▼読み終わった本
*「漢字・カタカナ・ひらがな 表記の思想」
入口敦志・著、平凡社<ブックレット“書物をひらく”>

漢字・カタカナ・ひらがな: 表記の思想

漢字・カタカナ・ひらがな: 表記の思想

  • 作者: 入口 敦志
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2016/12/19
  • メディア: 単行本

現代では、日本語は漢字・ひらがな・カタカナ(それにアルファベットや数字)を使って書き表すのが当たり前ですが、これはそんなに昔から当たり前だったわけではありません。
このブックレットでは、日本語の表記の歴史を振り返りながら、その社会的背景について考察しています。
最近、ちょっと勉強しているので、大変参考になりました。

▼読み終わった本
*「 イスラームの歴史 - 1400年の軌跡」
カレン・アームストロング著、小林朋則・訳、中公新書

イスラームの歴史 - 1400年の軌跡

イスラームの歴史 - 1400年の軌跡

  • 作者: カレン・アームストロング
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2017/09/20
  • メディア: 新書

この本は、2000年にイギリスで出版され、さらに2001年のアメリカ同時多発テロ事件後にペーパーバック版が出たものですが、日本語版(この新書)は去年9月の奥付です。
イスラム教などに関する著書を何冊も出しているアームストロングの本ということで、とても詳しい歴史が紹介されているんですが、初めて勉強しようとする人にはちょっと難しいかもしれませんね。
でも、とても勉強になる本です。
ちなみに、預言者ムハンマドによりイスラム教が始まったのは7世紀前半ですから、日本で言えば聖徳太子の死後、大化の改新の前ごろということになります。

▼読み終わった本
*「旧約聖書を知っていますか」
阿刀田高・著、新潮文庫

旧約聖書を知っていますか

旧約聖書を知っていますか

  • 作者: 阿刀田 高
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1994/12/20
  • メディア: 文庫

作家の阿刀田高氏が旧約聖書の中身を紹介するエッセイ集。
もちろん、いろんなうんちくやジョーク、たとえ話を交えながら、読者の興味を引きつつ話が進みます。
阿刀田氏は大学でフランス文学を学ぶにあたり、聖書について知る必要があるとの考えから勉強したとのこと。
大変面白く読みました。
ちなみに、「ギリシャ神話」や「新約聖書」に関する同じようなエッセイもあるそうです。

▼読み終わった本
*「はじめての世界一周」
吉田友和・著、PHPビジュアル実用BOOKS

はじめての世界一周

はじめての世界一周

  • 作者: 吉田 友和
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/12/01
  • メディア: 単行本

旅行作家、吉田友和氏の「世界一周旅行」に関するビジュアル本。
吉田氏は妻の松岡絵里さんと結婚直後、1年以上をかけて世界一周したのだとか。
この本は、世界一周に出かけるまでの準備・計画についての知識のほか、旅行先として候補になりそうな国々について、概要を紹介しています。
実際に世界一周には行けなくても、「紙上旅行」としてはなかなか面白いと思いました。
nice!(6)  コメント(2) 
共通テーマ:

『くまのパディントン展』を見る [音楽]

連休中、演奏会以外の予定はほとんどないのですが、唯一、音楽関係以外のお出かけがこちら。

東京・渋谷のBunkamura で開催されている「生誕60周年記念 くまのパディントン展」です。
img_パディントン展201805.jpg

「くまのパディントン」は、イギリスの作家、マイケル・ボンド氏(1926-2017)が1958年に発表した児童文学の人気シリーズ。
(絵本かと思っていたら、元々は「お話」なのだそうです。)

南米・ペルーからやってきたクマのパディントンが、英・ロンドンのターミナル、パディントン駅構内でブラウンさん夫妻と会い、一緒に暮らすように。
そこで、いろんなことに挑戦しては失敗して騒動を巻き起こすという物語です。

映画にもなっているのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

パディントン駅は、ロンドンの空の玄関、ヒースロー空港に向かう列車の発着駅でもあるので、9年前にイギリスに旅行した際にも、もちろん訪れました。
この駅から、ビートルズのジャケット写真で有名なアビーロードの横断歩道を見に行ったのでした。
ブログ記事はこちらです。
駅構内には「くまのパディントン」の売店もあって、『聖地』になっていました。
nice!(6)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

またも若者のオケを聴きました [音楽]

演奏会を集中的に聴いてますが、きのうは音大の学生によるオーケストラを聴きに行きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
Matsumura Orchestra 第1回演奏会
日時:2018年5月2日(水)午後6時30分開演
曲目:モーツアルト 歌劇「魔笛」序曲
   サン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」
   シューマン 交響曲第1番変ロ長調「春」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
img_松村オケ20180502.jpg

完全クローズド(非公開)ではなかったと思いますが、広く一般に公開されていたものでもないようなので、出演者や会場についてここに書くのは控えておきます。

どの曲もとても整ったいい演奏でした。
音大生ですから、技術的水準が高いのは当たり前なんですが…。
あえて言えば、先日の東京ユヴェントスフィルのように、もっと「勢い」のようなものが欲しいような気がしました。

それと、編成の割に金管・打楽器の音量がちょっと大きかったかもしれません。
これは、会場にもよるので難しいところですが…。
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

「音楽の聴き方」「新・日本の階級社会」「イスラームの歴史」「日本語の観察者たち」「世界一簡単なフランス語の本」=購入した本(2018.04) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2018年3月分です。

▽購入した本
*「音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉」
岡田暁生・著、中公新書

音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉

音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉

  • 作者: 岡田 暁生
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: 新書


▽購入した本
*「新・日本の階級社会」
橋本健二・著、講談社現代新書

新・日本の階級社会

新・日本の階級社会

  • 作者: 橋本 健二
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/01/18
  • メディア: 新書


▽購入した本
*「イスラームの歴史 - 1400年の軌跡」
カレン・アームストロング著、小林朋則・訳、中公新書

イスラームの歴史 - 1400年の軌跡

イスラームの歴史 - 1400年の軌跡

  • 作者: カレン・アームストロング
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2017/09/20
  • メディア: 新書



▽購入した本
*「日本語の観察者たち――宣教師からお雇い外国人まで」
山東功・著、岩波書店<そうだったんだ!日本語>

日本語の観察者たち――宣教師からお雇い外国人まで (そうだったんだ!日本語)

日本語の観察者たち――宣教師からお雇い外国人まで (そうだったんだ!日本語)

  • 作者: 山東 功
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


▽購入した本
*「世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る!」
中条省平・著、幻冬舎新書

世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る!

世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る!

  • 作者: 中条 省平
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/03/29
  • メディア: 新書

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

演奏は素晴らしかったんですが…【フィルハーモニア・アンサンブル東京を聴く】 [音楽]

5日連続演奏会鑑賞の最終日。
きのうは友人・知人多数出演のこちらの演奏会でした。
客席も知り合い多数。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
フィルハーモニア・アンサンブル東京第9回演奏会
日時:2018年4月30日(月・休)
会場:三鷹市芸術文化センター風のホール(東京・三鷹)
指揮:土屋邦雄
独奏:長田浩一(オーボエ)
   長谷川敦(ファゴット)
   村井美代子(ヴァイオリン)
   志村宗治(チェロ)
   元井美幸(ピアノ)
曲目:ハイドン 協奏交響曲変ロ長調
   モーツアルト ピアノ協奏曲第21番ハ長調
   ハイドン 交響曲第101番「時計」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_フィルハーモニアアンサンブル東京201804.jpg

元ベルリンフィル・ヴィオラ奏者、土屋氏のもとにベテランのアマチュア奏者が集まったこのオケ。
去年も同じ日、同じ会場で聴きました。
小さめの編成ですが、奏者の技術と熱意が高くて、今年もとてもいい演奏でした。
ちょっとスリリングな場面もありましたが…。

ちょっと気になったのは、ステージやフロア関係の段取り。
ここで言う「ステージ」とは、開演中と前後のステージ上の楽器配置や場面転換など。
「フロア」とは受け付けや場内整理などを指します。
通常は「ステージマネジャー」「フロアマネジャー」という責任者を置いて、取り仕切るようにするわけですが、この演奏会ではかなりの部分を出演者が兼ねているようで、若干不手際に思えるところがありました。

また、演奏中に2階客席でフラッシュを使って写真撮影する人がいて、奏者にもほかの来場者にも、かなり迷惑でした。
これはオケ側の責任ではありませんし、段取りをちゃんとしていても防げたかどうかは分かりませんが…。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

若い指揮者・奏者による演奏は超熱演でした【読響日曜マチネーを聴く】 [音楽]

演奏会三昧、4日目は読響の日曜マチネーシリーズ。
ロシアの作曲家の作品を並べたプログラムでした。


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
読売日本交響楽団 第207回日曜マチネーシリーズ
日時:2018年4月29日(日・祝)14時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:アジス・ショハキモフ
独奏:ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
曲目:ムソルグスキー(R.コルサコフ編)交響詩「はげ山の一夜」
   ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調
   チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_読響20180429.jpg

指揮者のショハキモフは中央アジア(旧ソ連)ウズベキスタン出身の29歳。
指揮の世界では若手中の若手です。

もちろん若々しい指揮ぶりで熱演でしたが、思ったより落ち着いて、割とオーソドックスな演奏のように思いました。

また、ラフマニノフの超有名曲、ピアノ協奏曲第2番の独奏は、ベネズエラ出身の女性ピアニスト、モンテーロ。
協奏曲もとてもよかったんですが、アンコールに披露した即興演奏が素晴らしい演奏でした。
協奏曲終了後、通訳を伴ってステージに現れ、マイクを通じて聴衆に「日本のメロディーとか、何かテーマを歌える人はいませんか?」と呼びかけます。
「そのテーマを元に即興演奏します」とのことで、客席からは滝廉太郎「花」が提示されました。
「春のうらーらーの、隅田川〜」というあれです。
モンテーロは、それをもとに直ちに演奏に入り、「ソーソ|ドード|レドシラソー」という『テーマ』を元に演奏を展開。
最初はバッハ風(?)、モーツァルト風(?)から、だんだん音の数が増えて響きが壮大になり、ショパン風(?)やラフマニノフ風(?)になったかと思ったら、またバッハ風に戻って終わりました。
きょうの演奏会のハイライトはこの即興演奏だったかもしれません。

もちろん、後半の『チャイ5』も読響らしい好演。
第2楽章冒頭のホルンのや、木管楽器の各楽章のソロも素晴らしかったと思います。
ちなみに、オーボエの客演首席は東京交響楽団の荒木奏美さん、客演コンサートマスターは林悠介さん(30代前半でドイツのオケで活躍中らしい)でした。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

若くて勢いのある素晴らしい演奏でした【東京ユヴェントスフィルを聴く】 [音楽]

演奏会三昧3日目のきのうは、評判のアマチュアオケを聴きに行きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
東京ユヴェントス・フィルハーモニー 第17回定期演奏会
<創立10周年記念演奏会シリーズII>
日時:2018年4月28日(土)18時開演
会場:パルテノン多摩大ホール(東京・多摩市)
指揮:坂入健司郎
独奏:ルヴィード・カンタ(チェロ)
曲目:ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
   ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調
   ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調「英雄」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_パルテノン多摩20180428.jpg

このオケは、元々「慶應義塾ユースオーケストラ」という名称だったそうですが、2014年に現在の名前に変更したそうです。
ステージを見る限り、数人を除いて20代の若者だと思われます。
そして、指揮者の坂入さんも慶応大学出身で、いわゆるプロの指揮者ではないとのこと。
でも、活発に演奏活動をしていて、かなり高い評価を受けています。

一度聴きたいと思っていたんですが、なかなか都合が合わず、きのうようやく足を運ぶことができました。

最初は「マイスタージンガー」前奏曲。(前日に続いてのワーグナー!)
数年前ザ・シンフォニカのときもそうでしたが、軽快で前向きなテンポ。
坂入さんは飛び跳ねるような指揮で、最初は「ん?」と思いましたが、曲が進むにつれて、オケとよく合っていることが分かりました。
オケの奏者もみな素晴らしく、「さすが」と思いました。

次はドヴォルザークのチェロコンチェルト。
何度も聴いたことありますが、プロも含めても一番いいと思う演奏でした。
もちろん、ソリストのカンタ氏の力によるところが大きいとは思いますが…。
(カンタ氏はスロヴァキア出身の大家で、スロヴァキアフィルやオーケストラアンサンブル金沢などで活躍しています。)
チェロ独奏のすすり泣くような音色が出色でしたし、木管楽器をはじめとするオケも素晴らしいソロを聴かせてくれました。

最後はベートーヴェンの「エロイカ(英雄)」。
これも淀みのない前向きな演奏で、オケの実力がいかんなく発揮されていました。
「安定感」という意味ではPROJECT Bオーケストラの方があったかもしれませんが、「若さ」「勢い」ではこのユヴェントスフィルの方が上回ってると思いました。

「若者のクラシック離れ」などという話もありますが、でも、日本のクラシック音楽の底辺は確実に広がっていて、レベルはどんどん高くなっていると思います。
また聴きに行きたくなりました。
nice!(3)  コメント(1) 
共通テーマ:音楽

ワーグナーの世界を少しだけ体験しました【日フィル4月東京定期を聴く】 [音楽]

連休は演奏会三昧。
(まだ連休ではありませんが)きのうは2日連続のサントリーホールで日フィル定期でした。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
日本フィルハーモニー交響楽団 第699回 東京定期演奏会
日時:2018年4月27日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:ピエタリ・インキネン(首席指揮者)
曲目:ワーグナー 歌劇「タンホイザー」序曲
   同 歌劇「ローエングリン」より第1幕への前奏曲
   同 歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲
   同(マゼール編)「言葉のない『指環』」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_日フィル201904.jpg

ワーグナーは19世紀ドイツの人で、それまでにない壮大な『オペラ』の世界を作り上げた作曲家。
『オペラ』と書きましたが、それまでのオペラ(歌劇)の枠を超え、「楽劇」「舞台祝祭劇」などと称する形式・作品を世に送り出しました。

きのうの前半は、「タンホイザー」と「ローエングリン」より。
これらはよく演奏される曲で、「ローエングリン」の2つの前奏曲は数年前にやりました。
「タンホイザー」序曲は、なぜか演奏したことがないんですが…。

後半は、指揮者として活躍したロリン・マゼール編曲の「言葉のない『指環』」。
「指環」とは「ニーベルングの指環」のことで、この舞台祝祭劇は上演するのに全部で4日(4晩)が必要。
演奏時間にして15〜16時間かかると言われています。

この長い曲を、演奏会でも取り上げやすい形にしようという試みはいくつもあるそうですが、その中で比較的演奏機会が多いのが、このマゼール編の「言葉のない『指環』」です。
壮大なストーリー&音楽を少しだけですが体験できました。

でも、何しろ4日かかる物語を抜粋しているので、事前に予習するのが望ましいような気がします。
プログラムにも解説があるんですが、より詳しく頭に入れておいた方が、演奏もよく分かるのではないかと思います。
演奏にはバストランペット、コントラバストロンボーン、ワーグナーテューバなど、ほかの作曲家の作品では登場しない楽器も使われていて、そのあたりにも注目していたら、約1時間という長い曲もあっという間でした。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽